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2010年1月19日の5件の記事

2010-01-19

新日本・1.31有明大会で残酷マッチメイク(10/01/19 第1位)

 前田追放後、解体されたUWF軍をハンディキャップマッチの人数多い方に組み入れたり、猪木対はぐれ国際軍団エース対決1対3を平然と行ったりと、ことあるごとに残酷なマッチメイクを組んできた、かつての新日本プロレス。

 特に猪木対はぐれ国際軍団は凄い。崩壊の生傷まだ乾かぬオポジション団体の、それも最後のエースを、人数多い方に組み入れて試合させるんですから。一番おもしろおかしくやってた頃のアメプロだって、なかなかやれません。しかも乱戦グダグダで勝負つかぬまま短時間で終わるならまだアレなのに、3人目攻略直前で猪木が力尽きるという、極めて常識的な幕引き。猪木の、オポジションの2.9倍はある強さだけが浮かび上がる仕掛けです。はぐれ国際軍は一生懸命やればやるほど猪木を引き立てるんですから、こんな残酷なことはありません。

 よくも悪くもそんなダイナミックな試みはしなくなった、今の新日本プロレスですが、本日かつての面影を思わせるマッチメイクを発表しました。ハンディ戦ではありませんが。

新日本プロレスオフィシャルWEBサイト -NEWS- 1月31日有明大会にエル・サムライ、本田多聞&志賀賢太郎が緊急参戦!! 蝶野選手はメンテナンスで夏まで欠場へ
新日本プロレスオフィシャルWEBサイト -NEWS- 1月31日有明大会にエル・サムライ、本田多聞&志賀賢太郎が緊急参戦!! 蝶野選手はメンテナンスで夏まで欠場へ菅林社長は、「フリーというかたちで本田多聞選手、志賀賢太郎選手が初参戦。真壁刀義&本間朋晃組とタッグで激突します」とアナウンス。

 「現在フリーとはいえ、本田選手は、杉浦貴選手と並んでノアの“強さの象徴”ともいえる選手。パートナーの志賀選手も王道から受け継がれたテクニックをもったクセモノです。2月のノア武道館大会で、GHC戦を控える真壁選手にとっては、一筋縄ではいかない難敵となりますが、
仮想・杉浦貴としてはこのうえない相手になると思います」と期待のコメント。
» www.njpw.co.jp

 NOAHとの契約が更新されなかった「はぐれNOAH軍団」2人を、かの団体のメッカ・ディファ有明で起用する、それもNOAH選手とやるためのステップボードにしようとするんですから、穏やかじゃありません。敵のお膝元で「真壁は杉浦をこう攻略するんだ」と圧倒的な力の差を示すための、挑発マッチメイク。社長は社交辞令的な穏やかな言葉で語ってるけど、そういうことですよ。

 実現に至るまでの様々な経緯を想像させるこのマッチメイクですが、果たしてスガちゃんの青写真どおりうまく行くか、当日の試合に注目です。

 って、あるいは、これを契機にGBHとはぐれNOAH軍団が結託するって展開もありかもしれませんね。

 実力差を示すはずのマッチメイクが、はぐれNOAH勢を刺激して、彼らの地力を引き出す。本田多聞なんかアマチュア時代の実績からして弱いわけがないので、ちょっと気が向いちゃって、GBHを思わぬ苦境に立たせたりする。本間が志賀を押さえて、なんとか勝利は収めたものの、NOAH侮りがたしとの印象が残る結果。試合後のバックステージ。「てめえら、やれるじゃねえか、ああ。ヨネ?力皇?てめえらの方が全然骨があるよ。ちょっと世渡りがヘタなだけでよ、クソ仲田のゴキゲン損ねちゃっただけでよぉ、腰抜けの坊ちゃん達が残って、てめえら出来るヤツらがクビを斬られる。おかしいじゃねえかよ、ああ?」とか言って、「てめえらがやる気があるなら乗ってやってもいいぜ」。右手をかすかに差し上げる真壁。それを握り返す本田。GBH&はぐれNOAH軍団まさかの結託。一蓮托生でNOAHに乗りこんでいく。

 とかなったら、それはそれで面白いですよね。

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 (ちょっと前の過去ログなのに、もう一度見付けるのが大変とお嘆きのあなた。っていうか僕が困ってます。ココログって、かゆいところに手が届かない。で、最近、にほんブログ村このページを見たら、一覧性がいい感じだったので紹介します。2週間くらい前までのなら、うちのblogよりこっちのが見やすい。更新通知もここが一番早い気がします) 

やっぱ、猪木は天才(10/01/18 第4位)

 僕の猪木に対する印象って、「偉大なスーパースターだった人」。華があって、プロレスの技術があって、強さがある。理想のプロレスラーだった人。

 70年代の試合とか見ると今でも凄いと思う。格闘してる感じが伝わってくる。今の試合よりもずっと動かないのに、闘っている。ストロング小林戦とか何度も見直した。

 80年代、90年代も年輪が加わることにより別の味わいが出てくる。藤波とのフルタイム戦はUWFに押された状況で見せた意地の60分。プロレスでしか表現できない真理の発露。チョチョシビリ戦では滅びの美学を体現。ベイダー戦では枯れの境地を極める。ああ、言ってくとキリがない。これらは猪木のほんの一部。ホント、語れる試合を数多く作り出した人。現役時代に関して言えば、ずっとスーパースターだったと思う。

 ただ、現役を退いてからの猪木といえば、クエスチョンマークがつくことが多い。批判や怨念を書き綴るのは本意ではないので一言で済ませると「子殺し」。GKの本のタイトルだけど、これが端的に引退後の猪木の軌跡を表している。

 そんな状況なので、猪木の記事とかあまり読まなくなったんだけど、今日の東スポ最終面は「猪木仰天提案 石井再起戦 中邑とやれ」だったのでじっくりと読んでみました。

 「中邑と石井がやったら面白い。ファンが見て『おもしれー』っていうものがないと」

 とか

 (IGFで石井と対戦させたい選手は?の問いに)「今、若麒麟っていうのがいるけど、ヘタしたら石井も勝てないかもしれない」

 とか

 プロレスファンのニーズも総合ファンのニーズも捉えてない発言だと思う。ここらへんの、時代との乖離が、今の猪木の立ち位置を示していると実感する。

 ただ、時代と関係無い発言を聞くと、

東京スポーツ(紙面) 猪木のコメント
(石井の)先生は誰なの?いろいろ行っても自分のところの選手じゃないんだから、本当のことは教えてくれない。
» www.tokyo-sports.co.jp

 ハッタリなんだろうけど、納得するものがある。「人間って、まあ、そういうふうにできてるよね」と思わせるものがある。

 プロレスにしろ格闘技にしろ僕らは結局見る側で、やる側、ましてやプロフェッショナルのことは、分かろうと思っても分かりきれない。だから、分かったと思わせる何かが重要になってくるんだけど、猪木はそこらへんの深淵を体得している。分かったと思わせる何か、ひらたく言っちゃうと説得力を持っている。

 あるいは、僕の中にまだわずかながら残っている猪木のスーパースターとしての威光が、僕にそう思わせるのかもしれない。それはそれで凄い。もうどうでもいいと思っている僕にも痕跡が残っているのだから。やっぱり猪木は天才だと思う。

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 (猪木、次回IGFのカードは開催1ヶ月前に発表すると言ってました。あと4日ですが大丈夫でしょうか。いつものことを考えるに…) 

やっぱ、棚橋は日本一(10/01/18 第3位)

 春日部での棚橋・後藤トークショーを観て率直に思ったのは、こういう機会での話題の選択の難しさ。ファンはともかくとして、ファン以外の層も取り込まなければということになると、ファンの間では有名なあの選手この選手の裏話という訳にもいかず、話題に困っている感が伺えました。アメトーーーーーークで紹介された神々の誰かがいれば、その話題でというのもアリなんでしょうけどね。結果として、紫のストッキングがどうちゃらとか下着売ってるテナントでなんちゃらとか、やすき方向に話題が流れてしまう傾向がありました。僕的にはそれでも、いい話だ!妄想のネタにしよう!となりましたが、みんなどうだったんだろうなぁとは、ちょっと思いました。

 まあ大会PRのためのトークショーをそう難しく考えちゃいけませんかね。

 あと、立派だなぁと思ったのは棚橋の姿勢。

 僕は会社の人事異動のアヤで、2年間、プロスポーツイベントの運営をやってました。運営統括補佐的なポジションだったので、日ごろ現場に詰めっぱなしということはなかったんですが、競技もファンサービスのイベントもざっと見てきました。他のスポーツイベントの視察も多少なりとも経験し、短い期間ではあるけれど、スポーツ選手のファンサービスというものを観察してきました。

 その経験に照らしてみても、棚橋みたいな選手っていないです。

 どんなファンにも目を見て、笑顔で接する。女性ファンの前では両手を広げて待っていて、身を委ねてきたらハグする。少年ファンが来れば、親しそうに背中を叩き、声をかける。尾崎リングアナが「写真撮影はできません」と連呼しているのに、ファンに乞われれば嫌な顔をせずツーショット。タイチblogでのタクシー神対応を想起させる博愛ぶりです。あそこまでやるスポーツ選手を、少なくとも僕は知りません。

 バックステージでは全く乗り気で無かった人が現場ではちゃんと仕事をする、というのは何度か見たことがあり、「これはプロだ」と思ったものですが、そういうのとはレベルの違うプロフェッショナルぶり。プロレスラーは他のスポーツ選手に比べてキャラが立っているから、ファンとも接しやすいとうのはあるかもしれません。でも、それを差し引いても頭一つ抜けていると思う。敢えて、本当に敢えて言うと、ブレイク寸前だったころの大仁田的な空気。もうちょっと暑苦しくなくて、ソフィスティケイトされた感じの。大仁田ァ?と言う人もいるでしょうが、大仁田はそれでFMWをメジャー団体に匹敵する存在までのし上がらせたんですから、そこは認めましょう。

 あるいは、そういうファンに尽くす姿勢を「軽い」という人もいるかもしれませんが、今のプロレス界、何が正解かを手探りで見つけていくしかないし、正解を自ら作っていったっていい。時代は変わっていき、正解も変わっていきます。ハグされた女性ファンも、同じくハグされた思春期っぽい女の子も、少年ファンも、みんな幸せそうでした。彼ら彼女らにはそれが正解なんです。

 トークショーの最後。棚橋は、春日部大会のコールの練習と称して、客席からの「棚橋コール」を誘導します。そして、コールが軌道に乗ったとみるや、気合を入れて上半身裸に。定番なんでしょうけど、この真冬に屋外でよくやるもんだと思います。心意気は春日部の人達に伝わっているはず。鍛えられた体に黄色い歓声。愛してまーす!で締めて大団円。

 イベント中、プロレス大賞MVPを獲ったことを誇り、「日本一のプロレスラーです」と自称した棚橋。試合での滅私奉公を含めれば、どう少なく見積もっても、日本一ファンに尽くすプロレスラーではあると思う。

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やっぱ、棚橋は脱いだ

【ニュース有象無象】新日本・棚橋、次は男女混合タッグも(10/01/18 第2位)

 やばい、時間が無い。

■今後のハム子のアピール次第では、棚橋にとって初の男女ミックスドマッチ参戦が急浮上してくる。棚橋は2.14両国大会のカードも未定とあって、安藤をパートナーに据えての王座戦も考えられない話ではない(東スポ)

 東スポではすっかり定番になったアイスリボンのハム子ネタ。東スポ認定UMA・星ハム子が棚橋に熱烈ラブコールをしているものの、棚橋は他のアイスリボン選手に夢中。僕も大好き安藤あいかちゃん(ミニスカポリス)です。棚橋「あのグラビアの子が気になる。オレはあの子のことが好きになっちゃったみたいッス。ハハッ」。この三角関係は試合で清算というのが東スポの観測。何でも書けばいいってもんじゃない。

■吉江、1.16NOAH横浜大会に来場し、リング上から参戦を直訴(東スポ)

 2.11健介オフィス後楽園大会で当たる森嶋を狙ってるみたい。いい取組かも。週モバ、東スポでニートっぷりが話題になった吉江ですが、果たして浪人の日に終止符が打てるか。今のところNOAH勢からの反応は無し。

■浜「次は右腕をボディープレスで壊すッス。ラリアートの無い小島聡はただの小鳥ッス」(東スポ)

 挑戦を受けない三冠王者・小島を、ほのぼのした口調で挑発。うまいことも言ってます。

■長州、天龍をレジェンド軍に勧誘(東スポ)

 この2人もどういう関係なんでしょうね。WJで関係が悪化したんじゃないんでしょうか。よく分からない。

シャムロックが復帰、UFCなどで活躍 - 格闘技ニュース : nikkansports.com

 凄い選手生命だ。

永田、石井に完勝

 結局、うやむやのうちに試合をこなす永田。長州に頭を下げられたからと何かのメディアで言ってましたが…。

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 (積み残しはまた明日) 

ミラノ、引退。イタリアンコネクションよ永遠に(10/01/18 第1位)

 本当に残念なニュースです。

新日本プロレスオフィシャルWEBサイト -NEWS- ミラノコレクションA.T.選手が引退を発表
 1月18日、ミラノコレクションA.T.選手が記者会見を開き、目の負傷を理由に引退する事を発表。同席した菅林直樹社長と共に、記者団の質問に応えた――。

■ミラノコレクションA.T.選手のコメント
「目の状態ですけど、手術をして治っても、また受身を取ったり、頭部に打撃を受けると元に戻ってしまう可能性が非常に高いと医者に言われまして。今まで日常生活も非常に厳しかったので、またそういう生活に戻るのは嫌だなと思いまして、体の限界というか引き際だと思い引退を決意しました。(後略)」


» www.njpw.co.jp

 詳細はリンク先でどうぞ。

 華あり、才能あり、技術ありの貴重な選手なのに…。

 気を取り直します。

 新日本プロレスでの活躍も華々しかったミラノですが、僕的には闘龍門でイタリア人を自称していた、いわゆるイタリアンコネクション時代が一番印象に残っています。

 当時売り出し中だった斎藤了を、見たこともないメキシコ流の関節技(ジャベ)で翻弄し、2-0で破った日本デビュー戦(2001年)は、それまでの闘龍門に感情移入していたファンに途轍もないインパクトを与えました。このインパクト、ミラノ以外の誰もがなかなか成し得ないものだったと思います。長い手足で繰り出す強力なジャベ、美しく冷たい、感情移入を拒むビジュアル、丁寧な口調だからこそ腹が立つ高圧的な言動、これらミラノ特有の要素が、彼らが主戦場とする六角形のリングとあいまって、従来までの世界観を破壊する「異物」に見えたからです。実際、当初ミラノに送られたブーイングは、本物の、嫌悪感を伴ったブーイングでした。本物のヒートがありました。名プロデューサー・ウルティモドラゴンに会えたことが僥倖でしたね。

 CIMAらとの抗争を終えたあと、実はイタリア人ではなく日本人だったと仰々しい「重大発表」をしたこともまた、話題になりました。そういうオチかと。当時僕がblogとかやってたら、「【ニュース有象無象】ホール激震。イタコネ、衝撃のカミングアウト ほか(03/01/23 第3位)」とかやってたでしょうね、きっと。

 引退後の進路は未定とのことですが、新日本のエージェントや営業本部長といったポジションも可能性としてある様子。できることならば、そのプロレスセンスを後進のために使ってもらいたいですね。

 ミラノ引退により、イタリアンコネクション時代と同じリングネームで試合をする選手がいなくなりました。寂しく思うと同時に、長きに渡ったミラノのキャラクターが、いかにマスターピースであったかを実感します。さようなら、イタリアの伊達男。イタリアンコネクションよ永遠に。

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 (書き足りない。いろいろ思いはあるのに…。あの頃の闘龍門が好きだったんです) 

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