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2010-05-04

新日本・真壁刀義、中邑真輔を下しIWGPヘビー初戴冠も…(10/05/04 No.1)

 

 静かな展開に異変が起こったのは13分経過後。コーナーポスト上の攻防を、頸動脈へのもの凄いチョップで制した真壁が、雪崩式パワースラムを決めたところ。打ち付けられた中邑が、腕を押さえてもがき苦しむ。レフェリーに口を開け閉めして何かのサイン。明らかな変調。テレビの画面からも、肩の一部が隆起しているのが分かります。

 その後の中邑の姿は無敵王者戴冠以来、見たことが無い弱々しさでした。そこを容赦無く真壁が襲う。明らかに無理矢理なショルダーバスター、ドラゴンスープレックス、ラリアット。執拗な左肩狙い。中邑は必死に耐え、ボマイェ狙いに、飛びつき腕ひしぎ逆十字固めまで敢行。この急展開に急速に盛り上がる場内。スパイダージャーマンからのキングコングニー2連発で真壁が勝利を収めたとき、その盛り上がりは最高潮に達しました。

 中邑真輔VS真壁刀義の5.3IWGP戦は、18分18秒の勝負タイム、真壁が中邑に勝利し、新IWGP王者となりました。

 試合後の真壁。リング上。いつものような真壁節。しかし、どことなく上滑り気味。動揺が無いわけは無い。途中、中邑の変調について聞かれ、「試合だよ、試合。試合だからしょうがない」的な言葉を放った際の口調は、やや弱々しかった。それでもはっきりと。観客に言い聞かせ、自分に言い聞かせるように、真壁は言ったのです。

 

 真壁の戴冠、僕的には(負けが込む中だったので)タイミングが悪いと思っていたけど、中邑がベルトを落とすならこのタイミングしか無いと思っていました。三大都市圏で中邑が落とすイメージが無かったといいますか…。真壁待望論がそこかしこにあったのも、理由の一つです。そういうムードが、試合の流れを変えることもあるでしょう。

 ただ、中邑のアクシデントは想定外。無論、誰にとってもそうでしょう。真壁の初戴冠という祝賀ムードの中、そこは残念。実力で獲ったという印象が残らないからです。橋本VS大谷、最後のシングル戦。レフェリーストップで勝利後も「やらせろ!」と無慈悲な言葉を言い続けた大谷の姿がフラッシュバックします。真壁もきっと無念でしょう。

 その一方で、「誰が中邑を責められよう」という思いは僕の中に確実にあります。試合終了までの5分間、中邑は気丈に闘い続けました、いつギブアップしてもおかしくなさそうな状況で、試合を尻切れトンボにすることなく、駆け足ながら数々の攻防を見せたうえで最後に力尽きた姿。これこそ崇高だと思いました。そして、だからプロレスは凄いのだと思いました。

 負傷箇所を攻め続けた真壁も立派。あそこで真壁の攻めが弱々しくなったり、攻撃箇所を選ぶようになったら、試合が破綻してしまいます。プロレスが闘いでなくなってしまいます。それは中邑にとっても不本意なこと。だから、真壁は真壁のプライドを持って、中邑を殴り、中邑のプライドを支えていたんです。そうして二人は、観客とも、一大ブランド興行メインの重責とも闘っていたのです。

 13分経過後の2人は、与えられた状況の中で最高の闘いを見せたと思う。だからこそ、何の制約も無い万全な状態での再戦を見たいと強く願います。それが2人の無念を晴らすためだと思えば、なおのことそう願いたい。再戦のための再戦を繰り返す風潮には辟易としますが、こういう再戦なら大歓迎です。

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 今回、真壁への挑戦を名乗り出る選手は無し。流れ的にはCHAOSの副将、矢野でしょうか。

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コメント

今晩は。初めまして。
真夜中の訪問をご無礼します。
レスログさんには、度々、私のブログ「躓いて転んでも~」を取り上げていただき、御礼を言わなくては、行けないところを、ご無礼してしまい、大変申し訳ありません。
私は、中邑真輔を長年応援しています。ブログタイトルは、G1ファイナルの真輔の言葉から頂きました。
そして、今日は、それ以上に、落ち込んでいました。試合の結果は、出先でしたので、携帯で知りました。
で、いろいろなコメントを読むと「真壁称賛」ばかりで、公式でさえ、真輔の存在はないぐらいです。PPVは、あえて購入しませんでした。
だから、現地とPPV組の書き込みしか見なかったのですが、とても、直視出来るものではなさそうでしたね。
泣くものかと思いつつも耐えていたのですが(家族がいるので)ふと、1人になり、レスロングさんの記事を読んで、今まで、こらえていたものが爆発しました。思い切り泣きました。
レスロングさんの記事は、今まで見てきた記事よりも、肩を壊しながらも、最後まで、戦い抜いて、散って行った真輔の姿が見えました。(これを書きながら泣いております)
決して、力で負けたんじゃないと!そう思えます。
凄い、救われました。涙が出るけど、救われました。
ありがとうございました。本当にありがとうございました。
これからも、中邑真輔ファンとして行きたいと思います。
レスログさんも、拝見します。いつも楽しみにしております。
長文失礼しました。

『レスログ』、『躓いて転んだらまた立ち上がればいい』をいつも拝見させてもらっている者ですが、中邑真輔残念でした。私もいつも彼のこと、応援してきたのですが、アクシデントで、こういう結末は非常に残念でなりません。
最近の中邑は、相手のことをを慮って、少し受けが強すぎているので今回のようにならなければいいがなと思っていたのですが...
早めに故障箇所を治して、リベンジしてもらいたいものです!

お二方のブログ、今後とも楽しみしております。

卓見よろしくお願いいたします。

>mikoladyさん
僕も毎日拝見しています
内容もさることながら、忘れていた番組放送スケジュールを気付かせてくれるので、何度も助かってます
難しいかもしれませんが元気出してください
PPVでもなんでも頑張った中邑を見てあげてください
感じるものがあると思います
blogで凄く落ち込んでるのを見てから、このエントリーを書きました
微力ながら力になれたのならよかったです

>CARP FUN BINGOさん
はじめまして
再戦してほしいですよね
僕はまず真壁の綺麗な勝ちが見たいですが。。。
応援合戦で盛り上がりましょう!

初めまして。お邪魔致します。
コメントを書くべきか悩みましたが、お礼を伝えたくて書かせて頂きます。
私も中邑真輔ファンとして、今回の結果はアクシデント付きで凄くショックでしたが、それ以上に別の意味で辛かったです。
私が参加しているSNSの新日コミュや他のどの記事を見ても、仕方のないことかもしれませんが“真壁大絶賛祭”状態で。
同じ真輔ファンとして勝手に親近感を持っている(笑)「躓いて転んでも〜」さんのブログで、私の気持ちを代弁して下さっていて泣いて。
そして、レスログさんなら…とある種縋る思いできました。
お互いがプロレスラーとしてプライドを持って最後まで闘い、真壁さんは勝ち、中邑さんは負けたんだと知って、心が救われて。
そしたら、安堵感からなのか、また涙が止まりませんでした。
何度も読み返し、涙し、やっと落ち着きました。
本当に有難うございました。
拙い文章で長々と申し訳ございません。
お忙しい日々かと思いますが、くれぐれもご慈愛下さい。
これからも、更新楽しみにしています。

すれ違いになってしまいました。
Yumaさん。
僕の拙い文章でも二人が誇り高く闘ったことが伝わったようで嬉しいです。これからもプロレスで盛り上がって行きましょう。

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