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2010-07-25

NOAHのアンチ対抗戦男・KENTA、7.24大阪大会メインを罷り通る。一躍、ミスター対抗戦に(10/07/25 No.1)

 これでは丸藤も退団勧告できないでしょう。

 7.24大阪大会を前に、「秋山と永田の過去なんて俺には関係無い。この10年は、対抗戦のための10年だったんじゃない」とうそぶき、対抗戦を否定したKENTA。

 確かに、そんなものは関係の無い試合を見せました。秋山と永田の9年戦争を脇においやり、今ある闘いの激しさを見せつけました。終わってみれば大阪大会メインイベントはKENTAのためにあった試合。否、大阪大会自体がKENTAのための舞台だったのかもしれません。中邑・丸藤初対決のセミ前も、年間ベストバウト級のセミも上回るインパクトがあった(と僕は思う)試合の、立役者なのですから。

 試合の最序盤、KENTAと永田のファーストコンタクト。この攻防の中で、KENTAはいきなり額を割ります。激しい張り合いの中、永田がモーションの小さい頭突きを敢行。これにより、眉間のあたりから夥しい血を流したのです。

 僕が見た感じでは、明らかにアクシデント。感情の行き違いにより起こった事故でしょう。

 張り合いの中、あまりに臆することなく加撃するKENTAに業を煮やしていた(ようにみえた)永田。渾身の張り手をスウェイでかわされたのもストレスだったでしょうが、直後に、突進したKENTAの頭部が口元にバッティングしたのが着火の瞬間でしょう。次の瞬間、明らかにこれまでの攻防からは浮き上がった頭突きを一閃。感情が一線を超えた証しの一閃。がぶられたKENTAから流れ出る血が、永田の腹部を朱に染めます。

 体勢を立て直し、向かい合った両者。「これ、どうしてくれるんだよ」とでも言いたげな雰囲気で、永田と対峙するKENTA。思いも寄らなかった(のであろう)アクシデントに、表情も体も凍り付かせる永田。その後、永田は試合を通常のプロレスに戻そうとしていくのですが、そうはKENTAが卸しません。永田ストーカーともいうべき動きを、試合中、随所に見せつけていきます。

 永田への攻撃がとにかく感情的。カットに入るときも9割方、顔面攻撃。後ろから前から顔面を蹴り飛ばして行きます。永田の見せ場 ”腕折り”も、間を置かずに顔面への前蹴りで妨害する始末。場内からの白目コールも意に介さずですよ。結果、2人の攻防は熱くなります。体格で劣るKENTAは劣勢を強いられるのですが、それでも心が折れません。必然、観客のボルテージも上がります。KENTAが出てくるだけで大歓声です。

 ただでさえ強敵・秋山の矢面に立ち、消耗しているのに、試合の権利ある無しに関わらずKENTAが仕掛けてくるので、どんどん体力を削られていく永田。終盤は足元もフラフラ。22分24秒、秋山の垂直落下式エクスプロイダーで屠られる田口を見殺しにするしかありませんでした。

 ファン期待(僕だけ?)の ”リアルブサイクへの膝蹴り” こそ出ませんでしたが、それがまた逆にリアルであったといいますかね。

 だからといって、プロレスの一線を越えた試合ではありませんでした。プロレスの中の一つの限界に向かう試みを、KENTAはしたんだと思います。実際、試合は普通に最後まで行われ、それなりの ”らしい” 見せ場も提示していたわけですから。そのうえで、言葉は悪いですけど青義軍で ”お茶を濁していた” 永田の大人げなさを引きずり出し、試合を熱くしたのだと思います。

 昔の天龍を思い出しますね。天龍同盟の頃の天龍が、自分たちに返ってくることを承知で硬い攻撃を敢行。激しい闘いを先導した、あの革命を思い出します。インターセプトの結果、重そうな蹴りを食らい、のたうち回っているKENTAを見て、あの頃の熱き心の革命家を思い出しました。

 そしてKENTAの革命は、成功したように思えます。少なくともこの日については。慢性化し、ともすれば緊張感のなくなりがちな対抗戦を革命したと思います。そこに確かな ”闘い” を感じました。本人にとっては不本意でしょうが、一躍ミスター対抗戦になったと言っていいかもしれない。丸藤とは違う形で対抗戦を先導し、煽動したと言えるでしょう。

 試合後も、場外で憎しみを表現したKENTA。永田の眉間に指を突きつけ、今度は俺が血を流させてやるとでもいうようなアピール。乱闘寸前になるまで永田を熱くさせました。バックステージのコメントは無かったようですが、願わくば早く声が聞きたい。対抗戦がKENTAにとってどういうものであったか知りたい。

 そしてこの革命の続きを見せてほしい、と僕は思います。

 無論、対抗戦でなくてもいいでしょう。それでも革命はできると思います。KENTAに応える選手がNOAHにいるのであれば。

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秋山社長の徒然日記: 大阪大会(同感!!)

 脇を固めざるを得なかった3人のKENTA評。秋山「横に何するか分からない奴いたから、永田裕志の面白さも出たと思うし」。永田「対新日本はやる気ないって言ってたのに面白いじゃないか。でもな、叩きのめすと言ったら相手に叩きのめされる覚悟もしないと」。田口「KENTAの張り手なんてヘでもなかったね

 みなさんはどんな感じだったでしょうかね。右サイドバーの「KENTA派? 丸藤派?」アンケートの回答のついでにでもコメントしてくれると有り難いです。

後悔、先に立たずと申しますが…

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 「丸藤がいなかったら、「あの時、このカードが実現していれば・・・」という後悔が増えていたと思う。 (男性/40代/東京) 」。一理ありますね。また、丸藤がいなかったら今頃NOAHはどうなっていたのかとも思います。小島戦も決まりっぽいですし、賛否両論あるでしょうが、本当に凄いもんです。

 右サイドバーで「小島NOAH参戦」「聖鬼軍VS超世代軍」「KENTA派?丸藤派?」についてのアンケートを実施しています。是非投票を。フィニッシュ技アンケートは終了しました。ご協力ありがとうございました。明日は「聖鬼軍VS超世代軍」、本日は「KENTA派?丸藤派?」アンケート最終日。駆け込み投票大歓迎です。

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